とりの足跡
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夜の写本師

投稿日:2016.02.25 Thu 21:17
カテゴリ:読書‐小説

2016年の1冊目は乾石智子さんの「夜の写本師」でした。


「夜の写本師」データとあらすじ



右手に月石、左手に黒曜石、口の中に真珠を持って生まれてきたカリュドウ。生まれこそ異質ながら師と才能に恵まれ、平穏な日々を送っていた。


しかし大魔道師アンジストとの出逢いにより、その暮らしは一変してしまう……。


感想


静かで硬質なハイファンタジー。国同士の繋がりや風土、魔法体系など細かく練り込まれた世界にとっぷり浸りました。はー堪能したー!


ひとりの魔道師と3人の魔女の因縁に巻き込まれる中、選択と行動、そして成長によって物語を運んでいくカリュドウ。


読み手に分かりやすく感情を吐露しないので、少し先を行くカリュドウの背中を追いかけるように読みました。


紆余曲折を経てたどり着く「写本師」は、魔道師が用いる魔道書を原本をもとに複製する職人集団。


職人、しかも本、その上魔道書という好きなもの3連コンボの職自体ロマンですが、インクや紙の匂い、羽ペンを走らせる音、蝋燭の灯に浮かび上がる影の揺らぎまでも感じられそうな工房の描写もとても私好みでした。


ひとつ難点を挙げるとすれば古風で簡潔な文章が魅力的な分、ほんの少し紛れ込んだ現代風の言い回しや名詞が気になってしまうこと。


文化の発展度合いが中世ぐらいなのにレギンス、チュニックなどが出てくると興が削がれます……。そこだけが残念。


乾石さんの本は昨年春に読んだ「ディアスと月の誓約」に続き2冊目。初夏に「魔道師の月」も手に取りましたが時間の関係で読めずにいました。


が、結果オーライ。「夜の写本師」から始まり他4作が同じ世界観とのこと。危うく途中から読むところでした。


以下刊行順メモ。(2016.2現在。*は同一世界観)



物語はそれぞれ独立しているようですがニヤリと出来る伏線はあるはず、と勝手に期待しています。


今年はファンタジー読むぞー!

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