とりの足跡
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落下する緑

投稿日:2017.07.11 Tue 08:13
カテゴリ:読書‐小説

田中啓文さんの「落下する緑 永見緋太郎の事件簿」を読みました。


「落下する緑」データとあらすじ



一夜のうちに逆さまにされた巨大な絵画の謎、キングと呼ばれた師から弟子へ受け継がれたクラリネットの行方、3000万円のウッドベースを壊した犯人は?


音楽とミステリが溶け合う“ジャズマン的”日常の謎、開演!


収録作

  1. 落下する緑
  2. 揺れる黄色
  3. 反転する黒
  4. 遊泳する青
  5. 挑発する赤
  6. 虚言するピンク
  7. 砕け散る褐色

感想


シリーズ1作目。サックス奏者を探偵役、トランペット奏者兼バンドマスターを語り手に据えた連作短編7本立てです。


音楽を生業とする人々と、それを取り巻く環境がかもし出す雰囲気が格好良かったー!


探偵役は音楽以外にはあまり興味を示さないセンス抜群のテナーマン永見。


クラリネットの“木”の音に感動すれば「木こりになろうかな……」とつぶやき


シャーロック・ホームズ気取りはやめろと言われれば「シャーロック?誰です、それは?」


と、だいぶフリーダムなカッ飛び具合。飄々というかヒラヒラしています。笑


対して、語り手の唐島は若い頃の苦労や人間関係の悲喜こもごもを味わった燻し銀のトランペッター。


永見の自由さはジャズの醍醐味だけど、唐島が積み重ね乗り越えてきたものもジャズには欠かせないものだよなあ……と、読みながらひとり拳を固めていました。しびれる。


ミステリとして見ると少し強引で都合がよすぎる部分もありますが、それを補って余りある雰囲気の良さに一気読み。


特に好きなのは「揺れる黄色」と「虚言するピンク」。管楽器に関わる話が多いのでピアノやパーカッション主体の話も読んでみたいなあ。

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